あなたも被害者?顧客循環システムとは

あなたがもしこれまでに複数の電話占い会社を利用したことがあるのであれば、同一会社による複数サイト運営で生まれる顧客循環システムの被害者である可能性があります。

「どういうこと??」と疑問だと思いますので、順を追って解説していきます。

まずは”同一会社による複数サイト運営”の概要からみていきましょう。
ここで言う同一会社の複数サイト運営とは、〇〇株式会社という一つの電話占い運営会社がA電話占いというサイトと、B電話占いというサイトと、C電話占いというサイトを同時に並行して運営しているという状態を指します。
サイトの名前も違うしドメイン(サイトのURL)も違うので、はたから見れば全く関係のない別サイトに見えますが、実は運営会社が同じだったということになります。
また悪質な場合には運営会社の名前も変えていますが実態は同じ会社だったということもあります。

同一会社による複数電話占いサイト運営の実態

では同じ会社が複数サイトを持っているとどういうことが起きるのかと言うと・・・

Pさんという一人の消費者がA電話占いサイトを利用し占い師Xに鑑定を依頼し5,000円の課金をしたものの結果に納得がいかず。

続いてB電話占いサイトをみつけて占い師Yに鑑定を依頼し10,000円を課金する。

一応は鑑定結果に納得したもののセカンドオピニオンとしてC電話占いサイトに行き着き、占い師Zに15,000円課金して満足する。

結果としてPさんは電話占いの利用料金として30,000円の出費をしたことになります。
そしてAサイトは5,000円の儲け、Bサイトは10,000円の儲け、Cサイトは15,000円の儲けを出したことになります。

しかしここでAサイトとBサイトとCサイトの運営会社が〇〇という同じ会社であった場合、30,000円を丸々儲けたことになるのです。

更に可能性を広げて考えると、占い師Xと占い師Yと占い師Zが同一人物である可能性も出てきます。
人材確保の面でもメリットがあることを考慮すれば、同一人物が別名義を使って複数人物を演じていると考えるのが妥当です。
顔が見えない電話占いにおいて個人を識別する材料は声と話し方くらいになってしまいますので、まったく可能性がないとは否定できません。

さすがにX氏/Y氏/Z氏が同一人物でなくても、必ずPさんの情報共有は為されています。
情報共有により、PさんはAサイトのX氏よりもBサイトのY氏の鑑定結果を信用していますし、さらにBサイトのY氏よりもCサイトのZ氏の鑑定結果によって満足感を得ています。

つまるところPさんは運営会社の手のひらで転がされ、まんまとお金を搾取されたという結末になります。

「名前を伝えた瞬間に悩みや実情を言い当てられた」

こんな経験はありますでしょうか?

この占い師はホンモノだ!と興奮する気持ちを抑えて、別サービスで話したことがある内容かどうかを思い返してください。
あまりにも鮮明な言い当ての場合、過去に利用した電話占いサイトからあなたの個人情報が漏洩していることを疑ってください。

同一会社による複数サイト運営の仕組み

これが3サイトでとどまらず、4つ5つ6つ・・・と考えると恐怖しかありません。

このように複数サイトを利用して一顧客から搾取し同一会社が丸儲けする構造を“顧客循環システム”と名付けました。
今までPさんのように複数のサイトを利用してきた人は、この顧客循環システムの被害者である可能性があるのです。

同一会社サイトの見極めは困難?

見極めが難しい同一会社運営サイト

顧客循環システムに巻き込まれないためには複数サイトを利用するにあたり同一会社でないことを見極めなければなりません。

が、これは非常に困難でもあります。
サイト内の運営情報に記載されている運営会社名が同じだった場合は簡単に見分けがつきますが、悪質な会社になってくるとこの運営会社名の部分も違う名義にしているからです。
だとして違う部分で見極めようとした場合いくつかポイントもありますが、それを用いたところで完璧に見極めるのは難しいです。

サイトデザインの一貫性

例えばサイトの雰囲気や作り方などが似ている場合、名前が違っても同じ会社が運営していそうだなと予測することができます。
これも巧みな技術者を何人も雇用できるような大きな運営母体だった場合、複数の技術者をチーム分けすることで雰囲気も構成も全く違うものを作り出すことができます。

逆に新規参入してきた運営会社が大手の人気サイトを真似して作ったことにより、全く違う会社のサイトなのに雰囲気や構成が似てしまう場合もあります。

在籍占い師による見極め

続いて在籍する占い師の違いによって見極めようとした場合、占い師の傾向(占い方法や得意分野など)や男女比率や年代によって違いが出てくるように思われますが、これもなかなか厳しい見極め方法です。
なぜなら複数サイトを運営して顧客循環システムにより利益を出そうとした場合、Aサイトでは若い女性の占い師を選んだ顧客がBサイトでは真逆の年配の男性を選ぶ可能性も高いからです。

先述では同一人物が別名義を名乗って複数サイトに跨がっている可能性も示唆しましたが、1番目より2番目、2番目より3番目、と渡り歩く顧客の場合は方向性の違う占い師を探す傾向があるからです。

ですのでサイトにより占い師の傾向も変化をつける必要があります。
逆に違う運営会社であっても、求人方法が同じことにより占い師の傾向がそっくりそのまま似てしまう可能性もあります。

課金システムの類似性

サイトの外見も在籍する占い師もあてにできないのであれば次に目がいくのがサイトのシステムだと思います。
分かりやすいのは課金ポイントの呼称ですが、これも頭の良い運営会社ならサイト毎に変えていることでしょう。
Aサイトでは「pt」、Bサイトでは「ポイント」、Cサイトでは「コイン」など変化をつければ同一会社であると見抜かれる可能性は低くなります。

あとは登録時の入力項目なども違うと別会社に見えますが、これは真逆の発想です。
電話占いサイトではもれなくメールアドレスの登録が必要になるわけですが、これと同時にAサイトでは登録時に生年月日を聞かれ、Bサイトでは登録時に本名を漢字と読み方を合わせて聞かれ、Cサイトでは登録時に電話番号を聞かれたとすると、〇〇運営会社は3サイト登録させることにより一個人の生年月日・フルネーム・電話番号を手に入れる事ができるのです。

あら不思議、3サイトを循環させただけで名簿屋に持っていけば高値で売れるレベルの個人情報に仕上がってしまいますね。

そう考えると登録時に必要な項目が違えば違うほど疑いたくなってきます。
強いてシステムの違いで見極めるのだとしたら、いざ本番の電話をかける時のシステムによって多少はわかるかもしれません。

例えば、こちらから直接占い師直通の番号にかける方法、一度指定された番号にかけてから占い師が折り返してくる方法、送られてきたメールに記載された番号にかける方法、などサイトによって様々ですが、この複雑な電話経由システムをサイトごとにまったく違う形にするのは大きな労力を要します。
大きな財力を持った同一会社であればこの部分もサイトごとに変化させている可能性もありますが、サイト内のシステムの違いで見極めようとするのであればこの部分が一番可能性が高いでしょう。

決済方法による見極め

クレジットカードによる決済

最後に支払い方法による違いによる見極めですが、個人的にはこの方法が一番わかり易いと思います。
まず銀行口座への振込ですが、口座名はもちろん銀行を変えるなんてことは容易い手口です。
となるとポイントはクレジットカード。この部分をよく見ることで個人的には一番見極めがききやすいと思います。
注目する部分は”引き落としに対応したクレジットカード会社の種類”です。

クレジット決済に対応しているショップなどで働いている方はご存知かと思いますが、クレジットカード決済を可能にするためにはひとつひとつのクレジットカード会社とそれぞれ契約(提携)する必要があります。
契約(提携)には審査もあり手間もかかるので、初めてのネットショップ開店時などにはこの部分でつまずく人が多いのです。

この面倒くさいクレジット決済の手続きをたくさんすることによって、対応できるカードの種類が上下します。
主にVISA、Master、JCBなどに加えAMEXやDinersが使えれば利用者にとっては便利で嬉しいです。
この種類をサイトによって使えたり使えなくしたりするメリットはありませんので、必ず統一されているはずです。
またクレジットカード同様、携帯のまとめて支払いができたり、コンビニ後払いができたりするのも必ず統一されていると見ていいでしょう。

また、カード決済後に利用明細を確認してみましょう。
複数サイトで同一決済代行会社を利用しているケースは多く、別サイトでの決済なのに利用会社名に同じ名称が印字されていれば、クロと判定できます。

もちろん同じ支払いシステムであっても別会社である可能性はありますが、これもひとつの目安として覚えておいてみてください。

また、個人情報管理方針からも運営会社の危険レベルを察知することができます。
「個人情報管理で見極める安全性」では、情報管理の観点から安全サービスの選び方を解説しています。