霊視の正体は2つの心理操作?

心理学知識の用語である「確証バイアス」「バーナム効果」
この二つの現象は占いや霊視にとっても重要なものになります。
まずはこの二つの現象がどういったものなのか解説しましょう。

確証バイアスとは

確証バイアスにより偏った情報を集める脳

確証バイアスとは、自分に都合の良い情報ばかりに目がいってしまい、自分に都合の良い情報ばかりを集め、自分の都合の良い方向で物事を評価または捉えてしまう現象です。
また時には自分にとってプラスになる情報を集めるのではなく、逆にマイナスになる情報を集める場合もあります。
いずれにしろ”偏った情報を集め自分に都合が良いように解釈をする”というものが、確証バイアスと呼ばれるものになります。

確証バイアスの事例

チョコレートが嫌いな人は、チョコレートが健康に良い効果を齎すという情報よりも、チョコレートが健康に害をなすという情報に目が行きがちです。

前向きに購入を検討している冷蔵庫があるとき、その冷蔵庫の欠点や低評価の口コミよりも、便利な機能や最新システムや高評価の口コミ情報を集めてしまいます。

恋人と喧嘩をしたとき、友人に相談をしても自分に味方をしてくれる友人の言葉にばかり耳を寄せ、自分を正当化しようとします。

どうしても寝坊癖が治らない時、うつ病や睡眠障害である可能性を疑うように情報を集め、自己診断します。

バーナム効果とは

バーナム効果が利用される血液型占い ※画像086(バーナム効果が利用される血液型占い) 文言:血液型占いに代表されるバーナム効果

バーナム効果とは、誰にでも当てはまることでありながら、”自分にだけ当てはまること”錯覚を起こしてしまう現象をいいます。
簡単な性格診断や血液型占い、簡易的な星座占いなんかもバーナム効果が用いられています。
1948年にアメリカのフォア氏が学生を使ってこの実験を行ったことから、フォアラー効果と呼ばれることもありますが、内容はバーナム効果と同じです。
この実験でフォア氏は被験者にいくつか質問を出し、それに基づいた診断結果として全員に同じ診断結果を出したところ、5段階評価で平均4.5点の満足度を得ました。
このバーナム効果をより発揮できる環境として、

依頼人が鑑定士の権威を信じている
鑑定結果は自分にのみ適用される内容だと信じている
鑑定結果は前向きな内容が多い
依頼人が精神的に弱まっている

というものが挙げられます。
必ずしもこの環境下でなければ効果を実感できないというわけではありませんが、より効果を感じることには繋がります。

電話占いで言えば、

電話相手の占い師をホンモノの占い師だと信じきっている
本当に今この場で自分のことを鑑定してくれていると信じきっている
「あなたには自分でもまだ気がついていない大きな才能が眠っている」などの前向きな鑑定結果を言われる
電話占いを利用している時点で、いつもより精神的に不安定であることは明らか

となります。バーナム効果がよく効きそうな環境ですよね。

電話占いの場における効果

コールドリーディングという心理誘導テクニックがありますが、その巧みな技術にこの二つの効果が盛り込まれています。
バーナム効果で当たり障りのない鑑定をし、その中でも依頼人が都合のよい言葉だけを繋いで解釈することで、自動的に”よく当たる占い師”になるわけです。

この二つの現象は占いだけではなく、日常生活において様々な面で知らず知らずのうちに陥っている心理状態ですが、特に電話占いを利用する際はこの現象に自分が陥る可能性があることを頭に入れておいてください。