ほとんどがニセモノ?霊感・霊視・霊聴の占い

電話占いでもよく見かける霊感を使った霊視や霊聴、降霊・交霊・除霊の類ですが、そもそもこの類のものを”占い”という分野にカテゴライズするべきか否かという問題があります。
”占い”というそもそもの概念に当てはまらないため、本来は”占い”にカテゴライズするべきではないでしょう。
ただ、現代の占い市場では霊感を使った鑑定も占いにカテゴライズされることが多いため、今回もそういった視点からお話していきたいと思います。

怪しげな水晶玉

霊感占いの種類は星の数ほどある

霊感を使った鑑定方法の種類は、本当に複雑で星の数ほどあります。
能力者の鑑定方法や視え方・感じ方も十人十色なので、ここで全て説明することは不可能です。
なのでここでは電話占い師に見かけることが多い鑑定方法を少しだけご紹介していきたいと思います。

霊視

「霊を視る」と書いて霊視ですが、無闇矢鱈にそこら中にいる幽霊を見て鑑定しているわけではありません。
大半が相談者の守護霊や先祖の霊と交信を行い、そこから情報を引き出して鑑定をしていくスタイルが基本形です。
守護霊や先祖の霊自体を視たり感じたりすることも霊視ですが、その守護霊や先祖の霊の目を通して視えたことや感じたことも霊視と呼ばれます。
また守護霊や先祖の霊(相談者を守るもの)だけではなく、生霊や低級霊などの相談者に悪い影響を及ぼすものを視ることも霊視と呼ばれます。

霊聴

「霊を聴く」と書いて霊聴となり、これは霊視の聴覚版と考えるとわかり易いです。
大半の能力者は霊視(視ること)と霊聴(聴くこと)は同時に行っていますので分け隔てることは少ないのですが、時には視るだけ、聴くだけの能力者もいます。
霊聴に関しては、守護霊・先祖の霊・生霊・低級霊などの声を聴くこともありますし、声ではなくそれが発する音や響きを聴くこともあります。

感覚として感じる

能力者によっては、視たり聴いたりするだけではなく、まるで自分自身のことかのように疑似体験として感じるものもいます。
それは体の感覚(暑い・寒いなど)だったり、感情(嬉しい・悲しい・怖いなど)だったりします。
この場合感覚がシンクロする相手は相談者本人よりも、それにまつわる周りの人物もしくは霊であることが多いです。

アイテムを使用した霊感鑑定

時に霊との交信を図るために、媒介として何かしらのアイテムを用いる能力者がいます。
相談者が持参したものなどを用いる場合もありますが(この場合はサイコメトリーに近い)、大半は能力者が自身の能力を覚醒もしくはサポートするために使うカードやストーンの類です。
電話占いでよく見かけるのはタロットカード・オラクルカード・それに準ずる自作もしくはマイナーなカードです。
その中でも最も目にすることが多いものは”霊感タロット占い”ですが、これは「霊感を使いながらタロット占いをしている」のか、「タロットを媒介にして霊視をしている」のか判断がつきにくい部分です。
大半の場合は前者であり、その場合は霊視などの霊感鑑定ではなく、”占い”の卜占にカテゴライズされます。

事前情報のありなしについて

聞き取りをする耳

霊視鑑定のほとんどが「事前情報必要なし」と書かれていますが、事前情報を聞かれたからといって必ずしも偽物とは言い切れません
逆に事前情報を聞かれなかったからといって、確実にホンモノとも言えません
前項で少し触れた”相談者が持参したものなどを用いるアイテムを使用した霊感鑑定”ですが、このアイテムとして相談者の名前や生年月日などを使用する能力者もいます。
また聞き出された情報は重要ではなく、単純に言葉のやり取り(要は声)をアイテムとして使用する能力者もいます。
なので事前情報を聞かれたからといってニセモノ能力者と決めつけてしまうのは時期尚早だと言えます。

また相談内容に関する聞き取りですが、これも状況によってはある程度必要なものだと認識するべきです。
例えば病院に行ったとき、ドクターやナースに「どこが具合悪いですか?」と聞かれただけで「ここはヤブ医者だな」と思う方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、霊視鑑定もこれと一緒です。
ただ漠然と「ホンモノの医者(能力者)だったら、どこが具合悪いか言わなくたって分かるだろ!」と体を見せたところで、それはただの迷惑な患者(相談者)でしかありません。
電話占いであれば尚更のこと鑑定は時間との戦いですから、逆にどこを視て欲しいのか先に聞いてくれる鑑定士は良心的だと言えます。

状況によってはこちらが何も言う前に、問題点や気をつけなければいけないことを教えてくれることもあります。
これも病院に例えてみれば、「最近風邪っぽくて…」とやってきた患者が頭から血を垂れ流していれば、医者は「そんなことより頭から血が流れてますよ!!大変だ!!」となりますよね。これと一緒です。

なので事前情報を聞かれたかどうか、聞き取りがあったかどうか、ということだけでホンモノの能力者かニセモノの能力者かを見極めることは極めて困難だと言えます。

電話占いにおける霊視の類の鑑定

ミステリアスなろうそくの光

世の中全体の霊視の類の鑑定の99%がニセモノであるように、電話占いの世界でも99%は残念ながらニセモノです。
しかし電話占い師の多くは霊視や霊感を謳っています。
なので私たち相談者はほとんどの電話占い師を疑ってかからなければなりません。

また霊視の類の鑑定が本物か否かを確かめる方法はほとんどなく、逆に言えば”ほとんどがニセモノ”と思っていることが正解になります。
それでも1%はホンモノが確かに存在しているので、私たちはその期待を捨てることができないのです。

なので個人的には、電話占いでの霊視や霊感による鑑定はおすすめしません。
命占・相占の類は学術のひとつという側面も持っているので、鑑定士の能力で結果に差が生まれたとしても、ある程度は信頼感があります。
また卜占に関しても、どのみち”当たりか外れか”の世界ですので、電話と対面の違いはそこまで気にしません。

ただ、電話占いでの霊感鑑定の場合は、本物かどうかの判断材料が一切得られないにも関わらず、あちらが「霊感だ」と言い張ればこちらは鵜呑みにするしかありません。
この問題は電話占いの根本的な問題のひとつでもあります。

なので私が言えることは「信じるか信じないかは貴方次第」という曖昧な言葉しかありません。