タロット占いとは・・・
数ある占術の中でもトップで名前をよく聞く「タロット占い」。
素人でも趣味で始められる手軽さと、プロによるリーディングの奥深さが両立しており、日本国内でも非常にポピュラーな占いとなっています。
タロット占いにはタロットカードを使用します。
全部で78枚、全て絵柄とその意味が違います。
オーソドックスなタロット占いではカードの上下でも意味が違うので、厳密には156通りの意味が違うカードがあります。
詳しくは後述します。
タロットの歴史は古く、最古の記録では1392年にはすでに”タロットカード”というものが存在していたようです。
最初のうちはゲーム(ギャンブル)に広く使われていたようですが、18世紀には占いの道具として使用されていた旨が記述された文献があります。
カードの枚数、意味合いなどは時代によって変化してきたようですが、今の形に落ち着いてからは3世紀以上は経っているようです。
マルセイユ版、ウェイト版など歴史によってデザイン分類されていますが、現代では様々な機関が独自のデザインで新しいタロットカードを作っており、自由度も上がっています。
筆者も昔手書きのオリジナルタロットカードを作ったことがあります。

タロットの基本を学んでみる
タロットカードは全部で78枚で構成されていますが、一番大まかに分類すると「大アルカナ22枚」と「小アルカナ56枚」に分けられます。
大アルカナのカードはいわゆる”タロットカード”として馴染みの深い吊るされた男や死神や教皇といった大きな意味を持つカードになります。
簡易的なタロット占いの場合は大アルカナ22枚だけを使って占うこともあります。
より本格的に占う場合は小アルカナ56枚も使って占っていきます。
小アルカナは更にその中で分類されます。
イメージとしてはトランプのスペード・ハート・クラブ・ダイヤのような形で、
タロットカードの場合はワンド(棒または杖)・ソード(剣)・カップ(聖杯)・コイン(硬貨または護符、ペンタクル)のマークがあります。(ちなみにこのマークのことを”スート”と呼びます)
これは更に更に分類されていき、A~10までのカードを”ヌーメラルカード”、絵図カードを”コートカード”と呼びます。
絵図カードはトランプのジャック・クイーン・キングと大差ありませんが、タロットカードの場合はそこにもう1種類足した4種類の絵図カードが存在します。
トランプと比べると、キング→キング・クイーン→クイーン・ジャック→ナイト・新種→ペイジ、となります。

これらのカードをシャッフルし、決められた枚数を選んだり、決められた配置に設置していきます。
この”配置する”形のことを”スプレッド”と呼びます。
スプレッドは占い方法によって変わってきますので、ここでは割愛させていただきます。
そしてカードを順番にめくっていき、その意味を読み解いていきます。
この読み解く作業を”リーディング”といいます。
タロット占い師の技量のほとんどがリーディングの上手い下手にかかっています。
同じ向きの同じカードでも占っている内容によって微妙に解釈が変化してきますので、ここを的確に読み取れるようになれば一人前のタロット占い師と名乗ることができるようになります。

電話占いのタロット占い
電話占いでもタロット占いは多く用いられています。
ただ個人的な見解としては、電話占いでタロット主体で活動している占い師はあまり信用していません。
実際にカードを切っていると思いますが、他の占術と比べるとインチキしやすいからです。
また実際にカードを使用していなくても、パソコン上で架空のタロットカードを切ることもできます。
果たしてそんなやり方で本当に当たる占い結果が出るのでしょうか?
半信半疑を通り越して疑いの目しかありません。
またタロットカードを使用した占い方法は少し鑑定結果が出るまでに時間を要します。
これで時間稼ぎをしているアコギな占い師もいます。
そういったリスクも含めて検討する必要があります。